中学受験に向けた塾選びの参考として、大手人気塾5校(サピックス小学部・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚・浜学園)の特徴や費用をまとめた。中学受験で成功するための塾選びと活用のポイントは、中学受験 個別指導のSS-1に聞いた。今回は、早稲田アカデミーについて見ていこう。
◆指導の特徴
教育理念は「本気でやる子を育てる」。子どもたちが望む憧れの第一志望校合格を一番に考え、すべての塾生の志望校合格を全力でサポートしている。子どもたちのやる気や競争心を引き出すため、クラスは平均13~14名の学力別少人数で編成。気持ちを前に向かせ続けるための叱咤激励、しっかりほめて達成感を実感させるための個別面談などにより、難関中へ満遍なく多くの合格者を送り出している。
◆2020年の大学入試改革に向けた中学受験対策
中学受験対策に大きな変化はない。
◆英語試験や思考力試験への対策
英語試験については、高校受験準備コースにおいて新小5の学年から4技能の力を高める授業を導入している。また、英語を聞いて頭の中も英語で考える「英語脳」を育む英語塾を御茶ノ水・立川・南大沢の各教室で開講しており、これからも拡大を予定している。
◆年間にかかる費用とカリキュラム
1年生は23万7,600円、2年生は23万7,600円、3年生は29万6,824円、4年生(4科)は50万880円、5年生(4科)は75万9,080円、6年生(4科)は84万1,664円(詳細は費用一覧参照)。費用には、季節講習費やテスト費も含む。
◆通塾の頻度と時間帯
1・2年生は週1回、3・4年生は週2回、5・6年生は週3回。6年生は土日の志望校対策コースがある。
・1年生:週1回(16:30~18:10)
※曜日は校舎によって異なる。
・2年生:週1回 (16:30~18:10)
※曜日は校舎によって異なる。
・3年生:週2回(17:10~18:50)、火・木曜または水・金曜
・4年生:週2回(17:10~20:35)、水・金曜
・5年生:週3回(17:10~20:55)、月・火・木曜
・6年生:週3回(17:10~20:55)、月・水・金曜+土・日の志望校別対策コース
◆塾選びと活用のポイント(SS-1関東統括・教務主任 馬屋原吉博先生)
早稲田アカデミーは体育系のイメージが先行しがちだが、ほかの大手塾と比較したときの最大のポイントは、その「面倒見の良さ」である。塾の使い方、日々の学習サイクルの作り方は、NN志望校別コースを利用するのか、しないのかで大きく異なる。
体育会系のノリについていき、その勢いのまま学習に取り掛かれる素直なお子さんには向いているが、逆に大きな声に委縮してしまうようなお子さんには向いていない。また、塾の講師と密に連絡を取っておきたい保護者には向いている。
学習「量」で学力を上げようとする意識が強いため、学習が理解を伴わない「作業」になっていないかどうか気を配り続ける必要がある。過去問演習に対するフォローには、校長や講師によって差が出るため、その点を塾に期待できない場合は、別途、保護者がフォロー体制を整える必要がある。
中学受験に向けた塾選びの参考に、大手人気塾6校(サピックス小学部・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚・栄光ゼミナール・浜学園)の特徴と費用を紹介する。今回は早稲田アカデミーについて見ていこう。また、早稲田アカデミーがどういうお子さんに向いているかといった塾選びのポイントを中学受験 個別指導のSS-1に聞いた。
◆塾の指導方針
早稲田アカデミーは「本気でやる子を育てる。」を教育理念に、子どもたちが第一志望校に合格するということを一番に考え、すべての塾生の志望校合格を全力でサポート。それも、現在の学力に関わらず、生徒自らが望む憧れの難関校合格を実現することを常に第一の目標にしている。
◆指導の特徴
子ども達のやる気を引き出す学力別のクラス分けシステムや、ライバルに負けたくないという競争意識の刺激や動機付け、気持ちを前に向かせ続けるための叱咤激励、しっかりほめて達成感を実感させるための個別面談により、難関中へ満遍なく多くの合格者を送り出している。
◆クラス分けと1クラスの人数
塾に入る際に入塾テストを行うほか、定期的にクラス分けテストを実施。1クラスは平均13~14名で編成している。
◆年間にかかる費用
1年生は206,600円、2年生は206,600円、3年生は257,600円、4年生(4科)は421,800円、5年生(4科)は673,800円、6年生(4科)は734,800円(詳細は費用一覧参照)。なお、費用には、季節講習費・テスト費も含む。
◆通塾の頻度と時間帯
1・2年生は週1回、3・4年生は週2回、5・6年生は週3回。6年生は土日の志望校対策コースがある。小学4年生以上は、お弁当が必要となる。
・1年生:週1回 16時30分~18時10分
・2年生:週1回 16時30分~18時10分
・3年生:週2回 17時~18時40分
・4年生:週2回 17時~20時20分
・5年生:週3回 17時~20時40分
・6年生:週3回 17時~20時40分
◆授業以外のフォロー
子どもたちが塾に安全に通えるよう、校舎のスタッフが校舎建物の外で、登塾の時間帯には出迎えを、帰宅の時間帯には送り出しをするほか、校舎の責任者による教室の巡回、欠席電話、回診電話、入退室メール配信サービスを行っている。また保護者会や個別面談、個別カウンセリング、個別フォローも随時実施している。
◆塾選びのポイント(SS-1関東統括 馬屋原吉博先生)
早稲田アカデミーは「競争を楽しむ」という文化の中で、大量学習によって成績を上げていく塾。早慶を中心とした難関校の実績を作っているのはNN志望校別コースであり、早稲アカ生として難関校の合格を目指すのであれば、このNNの利用の仕方が大きなポイントとなる。
ハチマキを巻いて「絶対に合格するぞー!」と叫び、その勢いのまま学習に取り掛かれる素直なお子さんには間違いなく向いている。また、各回の内容を授業内で消化できるお子さんは、帰宅後すぐに演習にとりかかれるので、大量の宿題も比較的楽に消化していける。
お子さんにとって「宿題をこなすこと」自体が目標になり、学習に理解をともなわない「作業」になってしまっていないかどうか、常に保護者が見守っている必要がある。宿題量がお子さんにとって明らかに多すぎるときは、保護者が塾とうまく相談して調整していく必要がある。
リセマム
授業で使用しているテキストは、四谷大塚の『予習シリーズ』と、『ダブルベーシック』という独自のもの。
ひとつの教科をテキスト2冊で進めることになるので、たくさんの学習量をこなさなければいけないのが早稲田アカデミー(以下:早稲アカ)最大の特徴です。
また、特定の中学受験に強い大手進学塾ではないものの、小学校6年生から始まる志望校別対策コース(NN特訓)によって、御三家や早慶大付属中学校など、難関校の合格実績を伸ばしています。
志望校別対策コースの通称『NN特訓』のNNとは、「何がなんでも」の略。
小6から始まる志望校別対策コースでは、男女御三家や都立トップ校など、下記の15クラスが用意されています。
教材やプリントには各中学校の入試問題の傾向が反映されていて、非常によく研究されているため、志望校対策の精度としてはかなり高いといえるでしょう。
そのため、他塾の生徒でも、日曜日だけは早稲アカのNNクラスに通っているという子供もいるほどです。
特に、子供の志望校が明確になっているのであれば、早稲田アカデミーのNNはおすすめできます。
「早稲田アカデミーには体育会系の先生が多い」
といわれていますが、これは事実です。
不思議とどの校舎にも、体育会系の講師陣が多く集まっているのです。
例えば、いろんな塾の講師たちが声の大きさを測定して平均値を出すとするなら、早稲田アカの講師陣がトップになるのではと思うくらいです。
授業の雰囲気も体育会系で、かなり元気で熱を帯びて展開されます。
このような熱気のある授業は、特別授業はもちろんのこと、通常授業においても行われています。
体育会系の講師陣が多いということもあり、合うタイプの生徒と合わないタイプの生徒がはっきりと分かれます。
勉強にあまり熱心でなかった子どもが、強烈な熱意のある先生のおかげでやる気になったというケースもあります。
スポーツなどで厳しく指導されて伸びるタイプのたくましい子どもであれば、厳しい雰囲気の中でも楽しみながらぐんぐん成長していくことができるでしょう。
反対に、叱られなれていない繊細で真面目な女の子が、強面の先生に隣の席の子が怒鳴りつけられていたのを見て、怖くて通塾できなくなってしまったという事例もありました。
実際に塾選びをしている方は、自分の子どものタイプを見極めた上で、早稲アカへの入塾を決めた方がいいでしょう。
常にカリキュラムを2冊のテキストをこなさなければいけない分、宿題の量は多めといえます。
また、宿題のチェックは厳しめです。
宿題を最初から最後まで厳密にチェックされるというよりは、やってこなかった場合に授業の中で怒鳴りつけられるというような厳しさです。
かしこい塾の選び方 から転載 2016.11.25
商号 株式会社早稲田アカデミー
英訳名: WASEDA ACADEMY CO., LTD.
本社所在地: 〒171-0014 東京都豊島区池袋二丁目53番7号
法人設立(創業): 1974年11月(1975年7月)
上場: 東京証券取引所市場第一部
証券コード: 4718
決算期: 3月
資本金: 9億6,874万円
売上高(連結): 194億4,377万円(2015年3月期)
代表者: 代表取締役社長 瀧本 司
事業内容: 小学生・中学生・高校生を対象とする進学塾の経営等
校舎数: 152校(2015年8月/早稲田アカデミー148校 野田学園2校 水戸アカデミー2校)
期末従業員数(連結/正社員) 831名(2015年3月期)
連結子会社: 株式会社野田学園、株式会社水戸アカデミー
社長メッセージ
早稲田アカデミー代表取締役社長 瀧本司 当社は、1975年の創業以来、一貫して「本気でやる子を育てる」という教育理念のもと、“子供たちの夢を叶えたい!”という熱い情熱をもって、子供たちとともに目標に立ち向かってまいりました。 おかげさまで、現在では難関中学・高校入試において、輝かしい合格実績を収める首都圏有数の進学塾に成長することができましたが、その歩みの中で、私たちが最も誇りに思っていることそれは、創業以来変わらぬ教育理念のもと、高い目標に全社員が一丸となって立ち向かい、他に頼ることなく、私たち自身の力で達成してきたことです。 しかしながら、私たちが目指す「日本一の学習塾」という目標に向けては、まだ道半ばです。私たちはこれからも、生徒・保護者が学習塾に求める「志望校合格」というニーズを徹底的に追求し、子供たちの夢を叶えるとともに、受験勉強を通じて、自らの力で考え、困難を乗り越えていける子供たちの育成に取り組んでまいります。 さらに昨今、時代の流れとともに、価値観は多様化し、国際競争力を高めるためのグローバル人材の育成が急務と言われております。そのような社会からの要請を教育業界への期待と使命と受け止め、学習塾事業をコアとした総合教育産業を目指して邁進してまいります。 今後とも、私たち早稲田アカデミーは、より一層の企業価値向上に向け、全力で社業に取り組んでまいります。引き続きご支援、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長 瀧本司
企業理念
〜教育理念〜 「本気でやる子を育てる」
創業時から受け継がれてきたこの教育理念こそが、当社の目指す教育を表しています。
私たちが本気で子供たちと向き合うことで、子供たちの本気を引き出し、受験という大きな壁を乗り越えさせる過程で、自らの力で考え、困難を乗り越えていける子供に育てる。
これが、私たちの目指す教育です。
〜経営理念〜 「目標に向かって真剣に取り組む人間の創造」
人生においては乗り越えなければならない幾多のハードルがあります。それらのハードルを乗り越え、夢を実現するために、自ら目標を定め、その実現に向けて努力し続けることで、人は大きく成長することができます。
早稲田アカデミーは、学ぶ人々に勇気と感動を与え、目標に向かって真剣に取り組むことの大切さ、素晴らしさを伝え続けます。
早稲田アカデミーってどんな会社?
当社は「ワセアカ」の愛称で、首都圏において小学生・中学生・高校生向けに学習塾を直営展開している会社です。
難関校への圧倒的な合格実績により形成したブランド力を背景に、生徒数を増やし、業績を伸ばしています。また、英語教育に関わる様々な教育制度改革を踏まえ、生きた英語を身に付ける最先端の英語講座を開発するなど、未来を担う子供たちの育成に向けて取組んでいます。グループ会社としては、医歯薬系専門の大学受験予備校「野田クルゼ」を運営する株式会社野田学園、茨城県内で小中学生対象の進学塾を運営する株式会社水戸アカデミーがあります。
早稲田アカデミーの強み
当社の基本戦略である「合格実績戦略」に基づき、難関校への圧倒的な合格実績という、顧客にとって明確で分かりやすい差別化を推進することでブランド力を向上させ、その結果として「難関校に行くなら早稲田アカデミー」という評判を作り出し、この評判と効果的な広告宣伝により、塾生数を伸ばし収益を拡大していく。
このビジネスモデルが確立しているところに当社の強みがあります。
実際、2001年に早慶附属高校の合格者数No.1を達成した以降の、収益の伸びには目覚ましいものがあります。2001年以降、一度も途切れることなく早慶附属高校合格者数No.1を維持し、合格者数を増やし続ける中で、当社の集客力は一気に強化され、売上高は大きく伸長し、2015年3月期の売上高は2001年の売上高と比較し、実に3.7倍にもなりました。
東大・医学部ハーバードに一番近い
小学生たちの英語塾
早稲アカ理科実験教室
見て、確かめて、わかるを実感!
アルゴクラブ
算数オリンピック数理教室
WAC・ExiV 難関中学受験専門塾
個別指導MYSTA
早稲田アカデミー個別進学館
高校受験国研 都立トップ高受験専門塾
水戸アカデミー
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