早稲田アカデミーの口コミ


特徴

原理原則の理解から思考を深めていくのではなく、一問でも多くの問題を解くことによって考え方や解き方に慣れさせようとする塾です。くり返し学習することで身に付く子には向いています。解いて覚えるだけなので学習方法としては分かりやすく、親の管理が楽という面もありますが、四谷大塚同様に、大人の目が無いとさぼるタイプの子には向きません。

 

 宿題の量が他の塾よりも圧倒的に多く、またそれをきちんとやったかどうかのチェックも厳しい塾です。低学年から始めると、学習リズムがつかめるので有効ですが、4年生以降は宿題の量が多過ぎて、それをこなすだけになってしまう恐れもあります。宿題の量が多いことが、良いほうへ出るか悪いほうへ出るかは、子どもの処理能力と性格次第と言えるでしょう。

 

 ただし、量重視の学習で、理解を伴わない「丸暗記学習」の癖がつきやすく、5年生の半ばから成績に伸び悩む子の比率が高くなる傾向にあります。5年生から6年生にかけて子どもがどのように伸びていってほしいのかをよく考えて選択すべき塾です。「早慶狙いなら十分対応できますが、御三家狙いならSAPIXへ通った方がいいでしょう」

 

出典: 日経DUAL

 

 


早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは、体育会系の熱血指導で有名で、他塾にくらべ元気な講師が多いのが特徴です。

ここ数年は、早慶だけでなく、御三家や筑駒など、難関中学の合格実績も飛躍的に伸ばしています。

他の進学塾と比べると授業時間が長く、夏期講習以外の合宿、大量に出される宿題などハードなカリキュラムが特徴です。

合格実績を急速に上げているだけ評価も上がり、生徒数も増加しています。

その代わりに、授業についていけない生徒も多く、塾の活用法をよく知っておく必要があります。

 

 

早稲田アカデミーの特徴

 早稲田アカデミーの授業は四谷大塚のカリキュラムに沿って進められます。

テキストは、「予習シリーズ」と「Wベーシック」が中心で、あとはプリントが随時配られます。

 

早稲アカは、大量に宿題が出される、典型的な大量演習型の進学塾です。

やることが山積みなので、中堅校を目指しているお子さんの場合、問題の取捨選択が大切になります。

 

早稲アカは、ほかの進学塾に比べると、少人数のクラス編成となっていて、上位クラスは10人以下の少人数の場合もあります。

しかし、下位クラスは30人近い大人数のクラスになることもあるので、質問などしづらい状況もあるでしょう。

 

クラス分けは「週例テスト(YT)」、「月例テスト(総合回)」の結果によって決まります。

 

上位校を目指す場合、当然上位クラスをキープすることが必要です。

 

毎回のテストで、4科ともに高得点を取ることが求められます。

 

 

早稲田アカデミーの長所と短所

熱血指導ばかりが強調されますが、原則1ヶ月に1度のペースで教室から各家庭への電話掛けが行われています。

また、入試本番直前には、講師が激励やフォローを熱心にしてくれるので、御家庭にとって大変心強く感じられるものです。

御家庭とともに生徒さんを支えるという面倒見のよさは、大きな魅力です。

 

ただ、相性としてですが、生徒さんの中には講師の熱い接し方を、逆に圧力と感じてしまう子も多くいます。

萎縮してしまって力が出せないといったことも出てきます。

 

塾は合う・合わないがあります。

合わない塾を無理して続ける必要はありません。

また、6年生になっても下位クラスから上がれない場合、カリキュラムのきつくない塾に移るのも良いでしょう。

 

転塾場合、同じ予習シリーズを使用している四谷大塚か栄光ゼミナールが良いと思います。

少人数がよければ栄光ゼミナールがお勧めですが、講師はアルバイトが中心になっています。

 

出典: 中学受験 塾別学習法

 

 


★メリット

 早稲田アカデミーの象徴として、ハチマキを締めた生徒さんの姿や、体育会系の講師陣の元気な声かけが挙がるように、塾のイメージとして「熱血指導」がすっかり定着しています。そうした講師・教室との熱のこもったコミュニケーションには、生徒さんに少しでも近い位置から、その時々の様子を的確に把握して、生徒さんにとってのよりよい環境づくりを徹底しようという早稲アカならではの姿勢が伺えます。例えば「回診電話」と呼ばれていますが、原則1ヶ月に1度のペースで教室から各家庭への電話掛けが行われること、あるいは入試本番で、試験を終えた生徒さんに原則教室に寄って状況を報告するように伝え、そこで生徒さんの様子を生に見た講師が、激励やフォローを施すといったことは、ご家庭にとって大変心強く感じられるものではないでしょうか。塾の立場から、ご家庭と一緒に生徒さんを支える、という「面倒見のよさ」は他塾にない大きな魅力と言えます。

 

★デメリット

 メリットとして取り上げました、早稲アカならではの熱のこもった指導、コミュニケーションのあり方は、必ずしも全ての生徒さんにとってプラスに働くとは限りません。あくまでも相性としてですが、生徒さんの中には講師の熱い接し方を、逆に圧力と感じてしまい、萎縮してしまって力が出せないといったことも出てくるようです。また、塾としての位置ですが、今や高校受験では早稲アカ、の定評にはとどまらず、中学受験の合格実績でも飛躍的な成長を遂げていることは確かです。ただしそれでもまだサピックス、日能研には水をあけられているところはあります(21年度実績・男女御三家合計でサピックス→約710名、日能研→約440名、四谷大塚→約400名、早稲田アカデミー→約280名)。教室規模を考えれば単純に数字が全てとは言えませんし、これから間違いなく成長して行く塾ではありますが、中学受験としてのキャリアはまだ分厚くなっているとまでは言えないでしょう。カリキュラムに目を転じてみると(→下記カリキュラム項目ご参照)、基本的にはクラス替えは成績を基準としており、SSクラスの入室基準は統一されていますが、それ以外のクラス編成については教室裁量によるところも多く、例えばサピックスのような「クラスを上げたい」という短期的かつ明解な動機を持つ機会は決して多くないことも確かです。

 

転塾について

 

★早稲田アカデミー→他塾の場合

 上記にもありますように、早稲田アカデミーは、塾から生徒さんへの働きかけがとても熱く、またそれを奨励しているところがあります。そのため、生徒さんの中にはその熱さを、プレッシャーと感じてしまったり、萎縮してしまったりするケースもあります。そうした負担が過度になってしまうと、塾に通うこと自体が苦痛にもなりかねません。生徒さんの様子を見たうえで、必要に応じて転塾を考えることも有効でしょう。

 

 転塾先としては、より高度なカリキュラムに対応することを目指すのであればサピックス、YTのカリキュラムつながりを考えれば四谷大塚、規模は大きくなりますが、その分塾からの過度な働きかけを気にする必要がないという点では日能研が挙げられます。転塾の時期としては、サピックスはカリキュラムの進度が早いので、できるだけ早期に、5年生の夏休み明けをリミットにするべきでしょう。四谷大塚・日能研については、講習明けでカリキュラムが変わる時期に移る方がスムーズに対応ができます。リミットとしては新6年生になる年度替わりの時期と見ておくべきです。

 

★他塾→早稲田アカデミーの場合

 逆に他塾ではクラス替えが頻繁にあり過ぎて、生徒さんが落ち着いて目標に向かえない、といったことや、教室からの働きかけに物足りなさを感じる、といった際には、生徒さんへの積極的な働きかけと面倒見のよさを見て他塾から早稲田アカデミーに移るケースも見られます。その際には、四谷大塚・日能研と同じく、カリキュラムの切り替え時期に合わせて、新6年生の年度替わりをリミットとすることが得策でしょう。

 

★志望校対策

 早稲田アカデミーでは、志望校対策講座として『NNクラス』が学校毎に開設されます(→下記カリキュラム、SS選抜・NN選抜項目ご参照)。志望校のNNクラスがある場合は、クラス選抜テストで入室合格基準を超えることをまず目指します。NNクラスに入室後は、徹底した志望校対策が進められるため、その内容をしっかりと復習することで理解を確実なものにしましょう。

 

 

 目指す志望校のNNクラスがない場合には、無理に傾向の近い学校のNNクラスに入るよりも、独自で過去問演習を進めることの方が効果は上がるでしょう。早稲田アカデミーでは、生徒さんから自主的に教室の先生に質問などをぶつけても、それに応える体勢があります。過去問についても、先生と相談のうえ、しっかりと計画を立てて進めて、解説や不明な点などについては塾の先生をつかまえてでも質問するといったかたちをつくるようにしましょう。

 

 早稲田アカデミーは四谷大塚のYT.net提携校であるため、『合不合判定テスト』を受験することになります。志望校選定についての材料は『合不合』が主となります。

 

★カリキュラム

 早稲田アカデミーではコースを、選抜クラスの『SSクラス』、一般クラスの『Sクラス』に分けています。Sクラスは上位からS1、S2…と名づけられ、さらに教室によっては、SSクラスとS1クラスの間に位置づけられる『SPクラス』が設置されています。クラス替えは公開テストなどの成績が基準となっています。

 

 クラス人数は、科目によっての違いはありますが、基本的に1クラスは15名程度の少人数制で、より講師と生徒のコミュニケーションが取りやすいような環境づくりがなされています。6年生は7月までで一通りのカリキュラムが終了しますので、7月までは予習シリーズの徹底理解、夏休み以降は、弱点補強や志望校対策に重点を置くことが通常のかたちとなります。

 

★SS選抜・NN選抜

 通常授業で最上位にあたる『SSクラス』や、6年生から難関中の学校別対策として設置される『NNクラス』には、選抜テストがあります。上位校を目指すうえで、ぜひとも在籍しておきたいクラスですので、その選抜テスト対策をしっかりと進めて備えることが必要になります。「SS選抜テスト」は4・6・8月に行われ、「NN選抜テスト」は、3月下旬と4月下旬、7・8月に実施され、途中入室のためのテストは6月と10月に行われることになっています。対策としては、予習シリーズの練習問題までの演習を徹底して見直すことにありますが、NNクラスでは、本番の入試問題に近い内容が出題されることがありますので、志望校の過去問で傾向をつかんでおくことも必要です。

 

★合宿

 早稲田アカデミーの特徴のひとつとして、8月に実施される「夏期合宿」があります。志賀高原と苗場で行われるこの合宿には、毎年ほぼ全塾生が参加する、一大イベントの様相を呈するものです。合宿参加中は頭にハチマキを巻き、1日勉強漬けとも言える数日を過ごすことになりますが、塾生には勉強面での成果だけでなく、やり遂げたという達成感を持つ効果が生まれます。かなり厳しい環境と思われながら、塾生が積極的に参加する背景には、そうしたメリットだけでなく、塾生に自然に参加意欲を持たせる、講師陣の並々ならぬ努力があると言えます。とても密度の濃い時間となります。

 

★テキスト

 早稲田アカデミーは、四谷大塚のYT.net提携校であり、四谷大塚の『予習シリーズ』をメインの教材としています。副教材としては、栄光ゼミナールなどで使用している『新演習』と同じ内容である、『W-Basic』を使用しています。

 

『W-Basic』は予習シリーズの内容を、より取り組みやすく再構成したもので、単元ごとにリンクしているため、補習教材としては極めて有効になっています。

 

出典: 中学受験!パパとママの勉強部屋

 

 


早稲田アカデミーで困ること 

このページでは、お子さんを早稲田アカデミーに通わせている親御さんために情報を提供します。

早稲田アカデミーの問題点、生徒が困ること、伸び悩む原因などを列挙しています。

以下の問題をご家庭内で解決できない場合は、プロ家庭教師をご活用ください!!

 

1.体育会系のノリについていけない 

近年、急成長している早稲アカですが、その陰で伸び悩む子も多くいます。

早稲アカの売りは体育会系の元気の良さですが、やはり合う子と合わない子がいます。

合う子にとっては最高の塾でしょう。

合格実績の伸びも最高ですし。

しかし、合わない子にとってはキツイ塾だと思います。

生徒がオットリしていて、自分のペースを崩したくない場合、塾はストレスだけでしょう。

私の指導した子でも、友達がいるから通っているが、授業は苦痛でしかないという子が多くいました。

そういった生徒の場合、質問したくても質問できず、授業が十分に活用できません。

また夏期講習などは拘束時間が長く、体力のない子には非効率といえるでしょう。

いずれにせよ、合う子・合わない子がハッキリ分かれる塾です。

お子さんの性格を見極めて塾を選んでほしいと思います。

体育会系の元気いっぱいのお子さんには最適なので、お勧めの塾です。

 

2.やたらと宿題が多い 

早稲アカは体育会系の塾です。

「ついて来られる者だけ、ついて来い」といった雰囲気です。

そして、宿題がやたらと多いのです。

これは意欲と実力のある子にとっては好条件ですが、それらが不足している子にとっては辛いものです。

勉強には段階というものがあります。

その子その子で宿題の量に、適量というものがあります。

大手塾には、それを無視して、過剰に宿題を出す塾があります。

残念ながら、早稲アカはそれにあたります。

下位クラスの子は、はっきり言って、早稲アカの宿題をほとんど活かせていません。

宿題が消化不良になれば、テストの点数も上がっていきません。

その結果、クラスも上がりません。

そのようなスパイラルに陥ります。

親御さんなり家庭教師なりが、しっかりサポートする必要があります。

 

3.詰め込み型の塾である 

宿題が多いということは、勉強が作業的になる恐れがあるということです。

上位クラスの子は、多くの問題を解いていても、余裕があるので思考力を高められると思います。

しかし、下位クラスの子は問題を解くのが精一杯で、思考力を高めるところまではいけません。

思考力は、じっくり立ち止まってみる余裕がなければ身につけることはできないのです。

勉強には、詰め込むべき部分とじっくり考えて身につける部分とがあります。

早稲アカは詰め込み型なので、偏差値50未満の子は思考力が身につかないままになってしまうのです。

宿題をこなしつつ、「なぜそう解くのか」をお子さんに聞くなどして、理解のチェックをしたいものです。

 

4.十分に質問できない 

早稲アカは比較的に手厚いフォローがあります。

ご家庭にも頻繁に連絡をくれます。

しかし、勉強の質問をする時間は十分とは言えません。

熱心な先生方は多く、気遣いのできる塾ですが、意外に勉強の質問がしにくく困っている子が多いようです。

というのも、私が指導を担当する生徒の通っている塾は、早稲アカが最も多いからです。

以前は、日能研とSAPIXの生徒がずいぶん多かったのですが。

早稲アカの生徒が最も多く家庭教師をつけるということは、それだけ十分に質問できていないということです。

もちろん、早稲アカの生徒自体が増えたとも言えるでしょう。

しかし、全体の生徒数は日能研の方がはるかに多いので、やはり早稲アカの生徒は苦戦している子が多いはずです。

上位の生徒は自分で試行錯誤して乗り越えていくでしょうが、下位の生徒は厳しいでしょう。

お子さんが質問できずにいるなら、家庭教師でサポートすることをお勧めします。

 

5.校舎・講師によって当たり外れが大きい

 具体的なことは言えませんが、早稲アカは校舎によってかなり指導力に差があるようです。

私の指導した早稲アカの生徒からの情報なのですが、講師の質もさまざまのようです。

もちろんどんな塾でも、そういった差はあるでしょうが、急成長しているだけに早稲アカは特に大きいと思います。

塾全体で見れば、急速に合格実績を上げているのですが、それは各校舎で均等なわけではありません。

お子さんの通っている校舎や講師に問題がないかチェックしてみることをお勧めします。

実績の出ていない校舎の場合、上位校を受ける生徒はNNなどを上手く活用し、対策をとりましょう。

また中堅校を目指す子は、自宅学習を中心にして、塾にそれほど依存しない態勢をつくりましょう。

もちろん、良い先生に当たった場合は、その先生を信じて頑張るのみです。

いずれにせよ、どんな環境でも力を出せるような態勢を作っていってください。

 

6.以前やった単元を忘れる 

カリキュラムがハードなのか、今やっていることだけに追われる傾向があるようです。

予習シリーズ、Wベーシック、その他のプリントなど、教材が多すぎて混乱する子が多いようです。

早稲アカの生徒をみていると、以前やった単元が抜けている子が多いように思います。

夏期講習などで戻って復習するわけですが、その夏期講習がまたハードなので、十分に復習できないようです。

試験の間違い直しも、塾の解説だけでは不十分なようで、理解できていない部分がそのままになる傾向があります。

いったん落ち着いて、これまでの単元の苦手をリストアップし、ご家庭で計画的に復習を進めて行きたいものです。

早稲アカは「ついて来い!」というムードの塾なので、ついていけない生徒はご家庭でサポートするしかありません。

上位クラスの子も、空いた時間に弱点つぶしをやってほしいです。

 

7.御三家対策が不十分 

早稲アカは早慶附属を目指す生徒が多いので、塾も主力をそこに注ぎます。

御三家を目指すならSAPIX、早慶附属なら早稲アカ、というのが今の中学受験です。

したがって、早稲アカでは御三家対策は十分とはいえません。

もちろん早稲アカでも御三家に多くの合格者を出していますが、SAPIXには遠く及びません。

早稲アカに通うお子さんで御三家を目指す場合、プロの家庭教師をつける方が多いようです。

というよりもSAPIXに通う生徒も、実は最後にはプロの家庭教師をつけている子が多いのです。

早稲アカの場合、通常のテキストが開成や筑駒、櫻蔭レベルには達していません。

Wベーシックではとても対応できません。

NNにしても、やはり早稲田中学と早実クラスに力を入れているようです。

御三家はまだまだSAPIXにかなわないので、御三家を目指す場合、徹底した対策が必要になります。

 

8.自信を失ってしまう 

最も成長している体育会系の塾なので、最も競争が激しい塾とも言えるでしょう。

勝ち抜いて上のクラスに上がれた生徒は自信がついてノリノリでしょう。

しかし、下位クラスから上がれない生徒は相当に自信を失っています。

小学生の子たちは繊細なので、自信を失うと勉強に身が入りません。

最悪、やっても駄目だと思うようになるでしょう。

そうなってしまうと、成績は絶対に上がりません。

もし、お子さんがその状態になってしまったら、早急に対策が必要です。

中学受験は、お子さんの気持ちがきわめて重要です。

自信とか自尊心などが損なわれると、最悪の結果になるでしょう。

ご家庭ではとにかく自信を失わないように、上手く接してあげてください。

私はプロの家庭教師として、そこが何より大切だと感じています。

早稲アカは実績を上げている生徒が多い分、挫折感をもっている生徒も多いのです。

 

9.自分のプランが立てられない 

すべてのお子さんが上位校を目指すわけではありません。

志望校が偏差値50前後だというのお子さんも多くいると思います。

日能研や栄光ゼミナールならそういった子も無理なく志望校対策できるでしょう。

ただ、早稲田アカデミーの場合、とにかく上位にという考えなので、中堅校の対策ができない場合があります。

早稲アカは近年もっとも合格実績を上げている塾です。

それだけ、塾の方も中堅校にまでは目が行きません。

塾としては下位クラスの生徒には、とにかく課題をたくさん出して成績を上げようとするだけです。

したがって、中堅校を目指す場合、ご家庭で志望校対策をしなければなりません。

しかし、大量の宿題が出るため、志望校に出ない問題をやってしまったり、出る問題に十分に力を注げない場合があるのです。

志望校に合格するために勉強しているのですから、お子さんには最短コースを用意してあげてください。

塾のカリキュラムが必ずしも合理的とは限りません。 

 

10.有名校を受けるよう勧められる 

早稲アカは、良い意味でも悪い意味でも、高い目標を立てて、それを目指す塾です。

広告を見ても「○○中学〇人合格」というのを、最も大きく書いてます。

それはそれで素晴らしいですし、塾として一流と言えるでしょう。

ただ、お子さんにとっては、一度だけの中学受験です。

お子さんが行きたい学校が最高の学校のはずです。

いわゆる偏差値の高い学校が、お子さんにとって良い学校であるとは限りません。

しかし、塾としては「御三家に〇人」という数を増やしたいというのが本音です。

どの塾もそうですが、早稲アカは特にできる子には有名校を受けるよう勧めるみたいです。

とはいえ、それは塾の都合です。

お子さんの目標と塾の都合が一致すれば、それは良いことです。

しかし、一致しない場合、親御さんにはぜひ、お子さんの目標を第一に考えてあげてほしいと思います。

早実に行きたいお子さんが、偏差値が上がったからと言って、無理して櫻蔭を受ける必要はありません。

塾が何と言っても、お子さんの行きたい学校が良い学校なのです。

 

出典: 中学受験の塾情報