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浜学園の特徴と費用、塾活用ポイント(2017年度版)

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 中学受験に向けた塾選びの参考として、大手人気塾5校(サピックス小学部・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚・浜学園)の特徴や費用をまとめた。中学受験で成功するための塾選びと活用のポイントは、中学受験 個別指導のSS-1に聞いた。今回は浜学園について見ていこう。

◆指導の特徴

 年間の学習内容が掲載された学習計画表に基づき、徹底した復習主義をとっている。毎回の授業で前回の授業内容から出題される復習テストを実施することにより、到達度や弱点分野を自分自身で確認できる。関西一円の多くの難関校に日本一の合格実績がある。

◆クラス分けと1クラスの人数

 2か月に1度、復習テスト(毎回授業で実施)と公開学力テスト(月1回実施)の総合成績でクラス替えを実施。1クラスは30人未満で編成している。

◆年間にかかる費用とカリキュラム

 マスターコース(国・私立中学受験コース)4科で最難関校を目指す通塾生をモデルとした費用(税込)は、4年生が614,340円、5年生が937,590円、6年生が1,271,140円(詳細は費用一覧参照)。なお、費用には、特別講習費とテスト費、各種プリント・資料代、施設費等が含まれる。テキスト代は別途費用が必要。

◆塾選びと活用のポイント(SS-1西宮北口教室室長 理科講師 渡辺智哉先生)

 6年生の平常授業における演習量は他塾と比べて大きな差はないが、講座数が多く、すべてを受講すると膨大な量になるので、取捨選択が必要となる。演習内容は、解法テクニックの習得が中心。最難関志望の場合は、2月から入試レベルの演習に取り組み、下半期に入る頃には、入試問題に取り組める状態になっておく必要がある。合格実績に敏感で、ここ2~3年でも大阪星光、東大寺コースにおける社会科受講の積極的な誘導や、浜学園の弱点と言われていた国語記述対策を行う講座の開設など、最近は即座に手を打っている印象を受ける。

 平常授業だけで完結する塾ではないため、平常と各講座の課題を回すことのできる学習習慣を身に付けていく必要がある。塾に任せっ放しにするのではなく、志望校合格に必要な演習内容を把握して学習に取り組むなど、短期目標だけでなく長期目標からも逆算できる子にとっては、魅力的な学習環境だ。逆に、お子さんの自律した学習が難しく、なおかつ家庭でのサポート体制が不十分な場合は塾の活用が難しいかもしれない。

 解法を中心とした授業内容なので、深い理解ができていなくても、6年生までは公開や復習テストで、ある程度点数が取れてしまう。そのようなお子さんの場合、新6年生の2月以降、解法の手順が増えて難度が上がってくると、急激に偏差値が下がるケースが少なくない。新6年生の2月までに、応用力に繋がる学習習慣を確立し、2月以降、適切な講座選択を行い、ペースメイクしてあげる必要がある。近年、新講座の開設が目立つため、取捨選択をより丁寧に行うとよいだろう。

浜学園の入塾テストで不合格だったらどうする?

 

浜学園の入塾テストで不合格だったらどうする?
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関西で難関校を受験しようと考えるとき、塾選びの選択肢の1つとして浜学園を候補にあげるご家庭は多いのではないでしょうか。
難関校に多くの合格者を輩出する、関西の名門と言われる進学塾、浜学園。そんな浜学園の入塾テストですが、残念ながら「不合格」という結果になることもあるようです。
ここでは、浜学園の入塾テストとはそもそもどんなテストなのか、そして不合格になってしまった場合どうすればいいかを考えてみます。

学校のテストとは全く違う

浜学園に限りませんが、進学塾の入塾テストは「これから入塾する子ども」を対象としているため、出題範囲は小学校の指導要領にのっとったものとなっています。
科目は算数、国語の2科目です。

小学校の指導要領にのっとっているとはいえ、問題が小学校レベルかというと、全くそんなことはありません。
これまで小学校の勉強しかしてこなかったお子さんが受けると、不合格という結果になってしまうこともあります。

まず国語ですが、小学校のテストは教科書の本文をそのまま使った短い題材文のものが多く、授業で習って内容をお子さんが知っているということが前提になっています。

ところが入塾テストは漢字、語句などは指導要領にのっとっているものの、文章はふだん小学校で接しているものよりも大幅に長く、お子さんたちが初めて見るものになるので、慣れない試験会場の雰囲気もあって「全然できなかった」という感想のお子さんもいるようです。

算数ではかなり思考力を要求される問題も出題されます。
そのような問題に困惑して、できる問題まで逃してしまうこともあるようです。

浜学園の入塾テストは4種類ある

浜学園の入塾テストには4つの種類があります。

まず1つ目は、月に1回行われて塾生も原則受験する「公開学力テスト」です。
毎月第2日曜に開催されます。
有料のテストで、受験すると後日成績結果とともに、テストの解説や得点分布など詳細なデータが配布されます。
入塾の合否とともに、現状のお子さんの位置、塾内での状況も知ることができます。

次に、年に4回開催される無料の「学力診断 無料オープンテスト」です。
こちらも受験すると合否結果と成績の通知があります。
毎年1月、3月、6月、11月に行われます。

公開学力テストやオープンテスト以外の入塾テストとして、各教室で毎週土曜日に行われる「土曜入塾テスト」があります。開始は14時30分です。
大規模な公開学力テストやオープンテストの雰囲気にのまれたくない、緊張しやすいというお子さんにはこちらがいいかもしれません。予約も不要です。

日程的に土曜や日曜の都合が悪いという場合、最寄りの教室に連絡してお願いすれば「特別扱い入塾テスト」を随時開催してもらえます。
まわりに「教室慣れ」した塾生がいない分、落ち着いて受験できるというメリットがあります。

浜学園の入塾テストに不合格になってしまったら?

浜学園も塾ですから、生徒を増やしたいと考えています。
しかし、授業についていけないと考えられるお子さんを入会させる訳にはいかないという事情もあります。
「塾向け」の勉強を全くしてこなかったお子さんが入塾テストを受験した場合、残念ながら不合格という結果になってしまうこともあります。

もしも不合格になってしまった場合、どうすればいいでしょうか。

上記の公開学力テストやオープンテストを受けて不合格になってしまった場合は、成績がわかるはずですから、成績をみて対策を考えましょう。
算数なら計算など基本的な問題も多く出題されているはずです。
そのような問題で失点していないか、チェックが必要です。
国語は学校習ったはずの漢字などで失点していないか、確認します。

大きな会場、塾生がたくさんいる教室で緊張してしまったというなら、土曜入塾テストや特別扱い入塾テストで再受験するという方法もあります。
ある程度の準備は必要ですが、あまりにハイレベルな学力が要求されるテストではありませんので、落ち着いて学力を発揮できる工夫をしてみましょう。

ただし、入塾テストの結果で通塾する場合のクラスが決まりますから、できればある程度上のクラスでスタートしたいところです。
その場合はしっかりとした準備が必要です。
小学校内容でいえば、1学年上くらいの勉強をマスターしていれば、上のクラスでついていけるようです。
できれば受験用の3年生・4年生向け教材(自由自在などがあります)で準備しておくのがいいでしょう。

以上、このコラムでは浜学園の入塾テストについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
これから浜学園への入塾を考えているご家庭は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 


浜学園の特徴と費用、塾選びのポイント(2016年度版)

2016.3.6  出典元: リセマム

 

中学受験に向けた塾選びの参考に、大手人気塾6校(サピックス小学部・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚・栄光ゼミナール・浜学園)の特徴と費用を紹介する。今回は浜学園について見ていこう。また、浜学園がどういうお子さんに向いているかといった塾選びのポイントを中学受験 個別指導のSS-1に聞いた。

◆塾の指導方針

 次の5つの方針で指導を行っている。

1.玉石混交の非能率を排し、英才児のみを対象に学習指導を行う。
2.競争原理を正しく用いることにより学習能率を高め、強い心を育てる。
3.学習目標を小きざみに設定し、達成度を速やかに評価・測定する。
4.精神主義でなく、教育諸科学の理論に基づく合理主義をとる。
5.基本的生活習慣を尊重する恥を知る人間であることを願う。

◆指導の特徴

 年間の学習内容が掲載された学習計画表に基づき、徹底した復習主義をとっている。毎回の授業で前回の授業内容から出題される復習テストを実施することにより、到達度や弱点分野を自分自身で確認ができる。関西一円の多くの最難関校に日本一の合格実績がある。

◆クラス分けと1クラスの人数

 2か月に1度、復習テスト(毎回授業で実施)と公開学力テスト(月1回実施)の総合成績でクラス替えを実施。1クラスは30人未満で編成している。

◆年間にかかる費用

 一般コース(国・私立中学受験コース)4科で最難関校を目指す通塾生をモデルとした費用(税込)は、4年生が614,340円、5年生が937,590円、6年生が1,271,140円(詳細は費用一覧参照)。なお、費用には、特別講習費とテスト費、各種プリント・資料代、施設費等が含まれる。テキスト代は別途かかる。

◆授業以外のフォロー

 塾生ひとりひとりの家庭学習もしっかりサポート。家庭学習の際に解けなかった問題のフォローのほか、欠席者へのWeb講義無料配信、通塾情報を保護者へメールで知らせるサービス、居残り強化指導など、きめ細かく対応している。

◆塾選びのポイント(SS-1西宮北口教室室長 渡辺智哉先生)

 6年生の平常授業における演習量は、他塾と比べて大差はないが、講座数が多く、すべてを受講すると膨大な量になるので、取捨選択が必要となる。演習内容は、解法テクニックの習得が中心で、理論や考察に深く触れることはない。最難関志望の場合は、2月から入試レベルの演習に取り組み、下半期に入る頃には、入試問題に取り組める状態になっておく必要がある。

 浜学園は平常授業だけで完結する塾ではないため、平常と各講座の課題を回すことのできる学習習慣を身につけていく必要がある。塾に任せっ放しにするのではなく、志望校合格に必要な演習内容を把握して学習に取り組むなど、短期目標だけでなく長期目標からも逆算できる子にとっては、魅力的な学習環境だ。

 解法を中心とした授業内容なので、深い理解ができていなくても、5年生までは公開や復習テストで、ある程度点数が取れてしまう。そのようなお子さんの場合、6年生の2月以降、解法の手順が増えるなど難度が上がってくると、急激に偏差値が下がるケースが少なくない。6年生の2月までに、応用力に繋がる学習習慣を確立し、2月以降、適切な講座選択を行い、ペースメイクしてあげる必要がある。