【中学受験の塾選び】首都圏の人気塾の合格力(2016年度版)…5塾比較

 

 1月、2月に行われた中学入試が終わり、結果が出揃ったところで首都圏の大手人気塾5校(サピックス小学部・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー・栄光ゼミナール)の2016年度の合格実績を見ていこう。

 今回、比較対象とする中学校は表中にあるとおり、難関校22校(男子校10校、女子校5校、共学校4校、公立中高一貫校3校)、上位校18校(男子校8校、女子校7校、共学校3校)の計40校について、首都圏の大手人気塾5校の合格者数を調べた。なお、難関校や上位校は、2月1日~3日入試校を中心に広い地域から受験生が集まる人気校という条件で、リセマムが独自にピックアップしたものであり、公式に定義されているものではない。

 難関校22校のうち、サピックスが20校で合格者数最多となり、圧倒的な強さを見せた。また、サピックスは昨年と比べて早稲田で32人、フェリスで13名合格者を増やし、男子難関校と女子難関校のすべてにおいて合格者数が最多であった。

 そのほか、日能研は横浜発祥ということもあってか、神奈川の私学に強く、逗子開成、横浜雙葉、横浜共立で合格者数がもっとも多かった。また、早稲田実業と武蔵、桐朋は早稲田アカデミーがトップ、お茶の水女子、立教女学院、明大明治は四谷大塚がトップとなった。

 2月1日入試校では、男子最難校の開成はサピックスが251人ともっとも多く、四谷大塚92人、早稲田アカデミー87人が続いた。女子最難校の桜蔭もサピックスが163人ともっとも多く、四谷大塚53人、早稲田アカデミー50人が続いた。

 合格者数における各塾の占有率(各塾の合格者数÷各校の合格者数)について、2月1日入試の難関校に絞って見ていくと、開成と駒場東邦、慶應義塾普通部、桜蔭は、サピックスが6割以上を占めた。また、麻布と海城、女子学院、雙葉はサピックス、早稲田実業は早稲田アカデミーが4割以上を占めた。

 2月1日入試の難関校(11校)の合格者総数に占めるサピックスの割合は36.5%で、およそ3人に1人がサピックスということになる。さらに、これら難関校合格者の各塾の占有率を合計すると89%~129%となり、合格者の多くは首都圏の大手人気塾のいずれか、または複数に在籍していることになる。

 

リセマム